お知らせ一覧

ベトナム出張 1日目

2013年6月29日

3ヵ月振りにベトナムの設計事務所へ出張にやってきました。
ベトナム南部は只今、雨季の真っ最中です!!
ご覧の通りの雨模様です。。。

 

 

 

 

 

 

 

世界的な異常気象と近年よく耳にしますが、ここベトナムでも同様にこちらの雨季は通常では、数分から数時間程度まとまった雨が降ります。
所謂、スコールってやつですね。ただ、最近の天候はスコールのようなものではなく日本の梅雨に似たように数時間続けてしとしと降るような雨が多いです。環境が変わっているのが日本以外でも感じるので少し心配になりますね。
ついでにお話しすると、この程度の雨ではバイクに乗っている人たちは合羽を着ないで運転します。(合羽姿の写真が無くて想像し難いですが)
大雨の時は、バイクに乗っているすべての人が合羽を着て運転するので面白い光景です。

今回の出張目的は、3年目のオフィス契約更新と日本国内企業様向けのベトナムを加えたワールドワイドなモノづくりのワンストップサービス構築のためのベトナム国内のローカル金型メーカーの工場視察と設計グループが日本の本社から初めて出向き意見交換を行い設計力の向上を図る目的の3点です。
弊社の設計事務所はホーチミン市の1区にあります。1区のオフィスの不動産価格はとてつもなく高く日本かよ!!って感じです。
1㎡安くても50USD~程度です。また、小さいオフィスは最低でも50㎡からしかなく小さい事務所を求める企業は泣かされます。。。
ところが、弊社の事務所は2年前に現地スタッフが探してくれたのですが1区なのに超低価格なんです!!しかも20㎡というコンパクトサイズとなっており
気になる家賃ですが『何と310USDとなっており1㎡あたり約15USD』となっています。私たちのような零細企業には嬉しい限りです。
ただ、問題が2つほどありその問題点が改善されない限り契約更新をするつもりがありませんでした。1つ目は、停電です。当初、契約するときに停電は無いという約束で契約をしたのですが、残念なことに短時間と長時間を含めて1か月辺り2回ほどありました。設計業務に支障をきたしているため転居も辞さない覚悟でしたが、このほどジェネレーターを改修して電力の容量を上げたと言うのです。しかもそれでも停電する場合は、近くにオフィスビルから予備電源も取っていると言うのです。『素晴らしい』と思いましたが、内心もっと早くやれよと思っちゃいました!!これで1つ目の問題はクリアになりました。

2つ目は、ビルの休みと営業時間についてです。そもそもベトナムは、祝日が少なく非常にビジネスとかく製造業にはもってこいのある種労働力になっているんですが、(ちなみに年間で9日だけです。)その中でテト休みというものがありそこが私たちにとっては問題でした。テトとは旧暦の正月(旧正月)のことを指します。テトは暦でいくと4日しかないのですが、日本と同じように数日間休みになることがありテト前になると街は彩られお祭りムード一色なります。
ご存知の方は、分かるかと思いますが中国の春節と時期は全く同じでそれと同じものになります。なので、田舎から働きに来ている人がホーチミンは多いためにテト中の街はとても静かです。そうなると実際に一般的にはどのくらいお休みになるのかと言うと10日前後休みになってしまいます。
日本の正月休みと同時期であればまだしもですが、時期が違う時に10日も休まれてしまっては零細企業にはかなり堪えるんです。。。
私たちは、土日を挟んで7日程度が適正な休日数だと思っていたので、『テト期間中に仕事をしたいが何とかならないのか』と交渉したところあっさり了承してくれました。おまけにそれ以外の休日でも事前に言ってくれれば仕事をしてもらって構わないと言うのです。ついでに勢いついて9時までしかオフィスで仕事が出来ないが10時まで何とかならないかと言うとこれもあっさりOKが出ました。駄目もとでも言ってみるものですね。

これですべてクリアになったので、有無も言わず契約書に本日サインをしちゃいました!!
このようにベトナムのオフィス事情はかなり厳しくなっており、私たちに有利な条件を出せば出すほど通常は別料金を請求されるところがほとんどです。
他のオフィスは、今の家賃の安くても3倍から5倍は取るので今ではとても良心的な不動産会社になってくれました。

最後に笑い話ですが、不動産屋さんと話している中でうちのビルは24時間365日警備をしているのでいつでも事務所に来ることも出来るし、何の心配もありませんと言われました。確かに2年前に契約をする時に警備が居ると言っていたのですがその時はあまり気にしていませんでした。
今日、今更ながら警備の人って誰だろうと思っていたのですがその時、初めて誰が警備員なのか分かりました!!
それは何といつも5時過ぎになると上半身裸でウロウロしたり床に寝ていたりしていた若い兄ちゃんだったのです!!あれが警備員?って思いましたが、特に問題は無かったので気にしませんでした。前からこの人は誰だろうって気にはなっていたんですよね。。。
気になったことは解決すべしですね。

長くなってしまったので、3つ目の設計グループに関する情報はベトナム出張2日目でご紹介しま~す。
それでは、最後に弊社のオフィスビルの弊社の看板でも見てくださいね!!

 

機械要素技術展 2日目

2013年6月20日

時間が経つにつれて来場者が増えてきたようです。
ただ、私たちのブースの通りには見ての通り人の流れが多くありません(汗)

奥の方は岩手県のブースのようです!!
あっちは人が多そうです。
今日も一日頑張ります!!

幸先よく、医療系のお客様とご商談できました!!
この調子で午後もいっちゃいま~す。

機械要素技術展 始まりました!!

2013年6月19日

機械要素技術展が始まりました!まだ、一人もお客様に来ていただいていませんが(汗)
3日間あるので気長にアピールしたいと思いま~す。

それでは今後ともよろしくお願い致します。

「ご案内」 機械要素技術展出展

2013年6月18日

6月19日から6月21日の3日間東京ビックサイトにて開催される機械要素技術展に初出展いたします。
得意技術の『キズを付けない治具』や『超精密ダイヤモンドホイール台金』の展示を初め、ベトナム設計事業のご紹介もしております。
小間番号【49-6】でお待ちしております!!

3日間の長丁場になりますが、一人でも多くの方とお逢いしお話が出来ることを楽しみにしております。

『研削レス』 超精密ダイヤモンドホイール台金

2013年6月13日

6月19日~6月21日までの3日間において機械要素技術展(M-TECH)に出展する際に展示する予定のダイヤモンドホイール台金
[研削機械に搭載する砥石の台金<ボディー>]の写真を投稿しました。
ダイヤモンドホイールは所謂、被削材を削る際に鉄系材料に焼きが入っているものやダイヤモンド、シリコン、セラミック、サファイヤ、ガラスなど通常の工具では削ることが出来ない被削材を削る際に使用されることが多いです。
ご存知の方は、承知の通りですが研削加工は機械工程の中で被削材を削り寸法精度を出すための究極の工程になります。
ですから、それ相応の精度が要求されることになります。
弊社では、ダイヤモンドホイール台金の製作を初めて『30年余り』になります。なので、この類の製造に関してはとても自身があります!!
他社にもダイヤモンドホイール台金を製作している企業さんはいらっしゃると思いますが、弊社と他社では圧倒的に違いが一つあります。』

それは、シビヤな要求精度を切削加工(旋盤工程)のみであることです。具体的な数値を出すと内径10μ±0.005/振れ精度1μ(限りなくゼロ)/形状精度20μ±0.005が旋盤工程だけで対応可能です。これだけの数値を出せることも凄いことだと思っていますが、何より研削工程を省けるためコスト削減や納期短縮につながることが大きな特徴です!!台金の材質は鉄系を中心にアルミなどが多くあります。
ご興味のあるお客様、ご担当者様がいらっしゃいましたらお気軽に『程 原』までお問合せください。
お問合せをいただいた際は、ここでは説明していないことなどもございます。。。
そして、この技術を応用して他の部品などに応用することも出来ると思いますので、加工上、研削工程を省きたいなどの課題をお持ちのご担当者様もドシドシお問合せください。

 

 

 

 

治具設計/製作請負い(お客様の負担軽減)会社

2013年6月12日

私たちの会社の悩み・・・・・・・・・・・。

それは、お客様の仕様や要望に基づき治工具の設計をするため設計・製造の実績に関して具体的な事例をウェブサイト上に掲載出来ないところにあります。
もちろん展示会などに出展した時も同じことが言えます。お客様の知的財産とも言える製品をお創りさせていただいていますので、同様のものを展示することはお客様の法令遵守に触れかねる恐れがあるからです。

そうなると大変です。
何が大変って、様々な経験・実績・技術があるのにそれを以てアピール出来ないからです。
具体的な事例を交えて営業や号提案が出来ればどれほど楽かと思います。(同じ悩みを抱えているメーカーさんもさぞ多いと推測します。)でもそうも言っていられないので、「何とか出来る範囲で情報提供や技術の発信をするのみです。」と私自身考えている今日この頃でございます。

『営 業』という言葉が出てきましたが、先日ある自動車部品メーカー様に縁あって訪問させていただく機会をいただきました。
今の私たちの会社に出来る技術情報や数々のノウハウ、それと言葉でしか説明できない製作実績の数々。。。最後に担当者様からある「お言葉」をいただきました。「これだけ高い技術と実績、経験豊富な会社なのだから他にも色々と営業に行けばいいし、引き合いも多いでしょ。」と、とても高い評価をいただきました。素直にその時はうれしかったです。思わず心の底からの気持ちで「ありがとうございます」と勝手に出てきました。ですが次に私が発した言葉は「私たちには鍵が無いんです」と一言。次に「鍵さえいただければ如何様にでも出来ますし、やります。」と二言目。最後に言った言葉は、「もし、今回のような機会を自力で作るまたは掴む場合は、あても無く一先ず需要がありそうなユーザーにアポなし訪問をして説明をして(ほとんどの場合、ここで弾かれると思いますが。)次回、ご担当者様につなげていただくことが出来るか、受付のご担当者様の問題ではなく、会わせていただきたいご担当者様までの道のりが長く非常に時間を要したり途中で切れてしまうことが多いです。」とお話をさせていただきました。ご担当者様は、「最後に確かにそうだよね」と。。。。

============================================================

私たちのノウハウは、振動溶着治具で培った樹脂成形品の成形後の2次加工および組立工程に係わる治工具・生産設備です。
振動溶着治具は、お客様の法令遵守や取引契約書もあり、何よりお客様あってこそ今日があるためお請けすることは出来ません。
ただ、私たちも創意工夫・努力を惜しまず突き進んできた結果でもあると思っているので、≪キズ≫を絶対に付けない『ノウハウ』や
『設計力』は私たちの『知 財』です。設計についてもお客様のデータを基に設計することは非常に得意です。
それが得意なCADも使って設計業務をおこなっております。

樹脂製品は柔らかいので≪キズ≫が非常に付き易いものです。数々のノウハウを応用して圧着治具・検査治具・受け治具・組立治具、
生産設備に係わるすべてのものが領域です。どんな些細な事でもご相談に『のります。』『聞きます。』『伺います。』
まずはお気軽にお問合せください。担当は『程 原』とお尋ねください!!

生産技術のご担当者様の負担軽減を担うのが弊社の役割です!!信頼・実績豊富な弊社に丸投げ??あとは3分待つだけで出来上がり!!
その間、お客様は他の事が出来て集中も出来るので業務も捗ること間違いなし!!!

 =============================================================

 

ベトナムが今熱い

2013年6月4日

かれこれ何年前からでしょうか。。。? チャイナプラスワンと言われだしたのは。
プラスワンと言っても、タイ、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、バングラデッシュ
そしてベトナム。程原製作所では、今から5年前にベトナムに目を付けました。
経緯を話し出すと長くなってしまうので、今回は控えさせていただきます。

さて、それから月日は流れベトナムが『今』どうなっているのか気になるところです。
先月、テレビ東京の未来創世記ジパングで放送されたベトナム特集の中でも『金妻タウン』ベトナム版
の内容は私自身面白かったです。場所は、ビンズン(BINH DOUNG)省と言い、ベトナム最大の都市ホ
ーチミン(HO CHI MINH)市から車で1時間30分くらいのところになります。
(距離的には35Kmほどですが、高速道路は無いのでひたすら一般道を北上するしかありません)
○急電鉄さんが都市設計をされているようですが、私も何度か訪れています。確かに広い!
そしてデカい!です。基本的には、ベトナム現地の都市開発公団ベカメックス(BECAMEX)が展開して
います。(当然、合弁となります)ビンズン省は早くから工業団地開発を手掛け成功している省の一つ
でお金持ちの省としても有名です。噂ですが、工業団地開発などで得た収益で自前で鉄道を引く計画す
らあるそうです。ただ、上記の事が始まったので、現実味を呈してきましたが。。。
街外れにはVSIP2(VIETNAM SINGAPORE INDUSTRIAL PARK)工業団地があり、この工業団地も
とんでもなく大きいです。日系企業を中心に多くの企業が入居しています。以前、その工業団地に入居
されている企業を訪問させていただいた際に現地企業の社長さんがおっしゃっていた言葉が今でも記憶
に残ります。『創業開始は1000人、半年くらいで4000人、残り半年で1万人にする計画』とおっしゃっ
ていました。日本では考えられませんね。最近は、訪問していないのでその後どうなっているか分かり
ませんが。。。確実にベトナムは日々変化していることは間違いないでしょうし、自身でも日々ベトナ
ムを訪れる度に街が変わっていくのを目の当たりにする事でテンションも上がり、やる気にもなります
が逆にあまりの変化の速さ故に不安を感じることも否定できませんね。

マスコミでは大概この類の話のときは良いことばかりが取り上げられることが多いと感じますが、当然
厳しいこともたくさんあります。現地に行っている人間にしか分からない苦労もあると思います。
自身の『ものさし』でしかっりと真実を見極めることが大切だと私自身も客観的に思わせて
いただいた特集番組でした。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

程原製作所では機械設計、モデリング、金型設計を現地スタッフに設計をさせております。
設計のコストダウン、現地企業からの金型調達、部品調達などをはじめ、現地の情報提供や
現地企業のご紹介などもお請けさせていただきますので、ご希望のお客様がいらっしゃいま
したらお気軽にお尋ねください。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

未来創世記ジパング
http://www.youtube.com/watch?v=Vd1Qdhlqe9I

【一口メモ】
>ホーチミンについて
ベトナム最大都市ホーチミンは人口約600万人と言われています。
ベトナムはフランスの植民地時代があったため、ホーチミンには
多くの西洋風の建築物も今でも多く残されています。
当時の都市設計時は30万人程度の都市計画だったようです。
それが今となれば20倍ですから、当然、渋滞は当たり前です。
車よりバイクの台数がとんでもないことになっています。
まだあり得ませんが、これが車に変わったら多分道路から車が動かなく
なるのは明白です。

>平均所得
1ドル=21,000ドン(VND)、1円=200ドン となっています。
工場勤務のワーカーで1ヶ月それなりに残業もして300~400万ドンくらいです。
約1.5~2.0万円となります。
ちなみにかなり稼いでいるベトナム人もいます。
平均所得の10倍の人も居れば、それ以上の人も居ます。

>ベトナムコヒー
ベトナムのコヒーはとにかく濃い!!ビックリするほどの濃さです。
カフェ(ホットコヒーブラック)、カフェダ(アイスコヒーブラック)、
カフェスダ(練乳入りコヒー)
個人的には、ブラックは濃すぎて飲めないのでカフェスダがお勧めです。
一度、機会があった際はご賞味ください。
ローカル価格で1杯50円くらいです。

>フォー
米粉で出来ているベトナム風うどん?みたいなものです。国民食なので、
みんなよく食べています。私もベトナムに行けば必ず1度は食します。
スープもあっさりしているので食べやすいですが、米粉の麺なので
食べ過ぎには注意です。

ベトナム事業紹介

2013年5月30日

弊社は2010年10月にベトナムホーチミン市に設計事務所を設立いたしました。
現在の常駐エンジニアはベトナム人3名となっており、日本人1名を非常勤代表者としてオフショア
受け皿の拠点として超低価格の設計コストで日本の生産設備・治具・組立治具・検査治具・
欠品検査治具など幅広いフィールドで3DCADを使い熟し日々の業務に明け暮れております。

現地スタッフの内2名は日本の本社で3年間実務経験を学んでおり、日本語も流暢に話すことができま
す。語学力もまだまだだとストイックに励んでいるところを見ると感心させられる場面も多々あり、
刺激にもなっております。彼らは、ベトナムでは有数の工学系大学(ホーチミン工科大学・ホーチミ
ンン技術師範大学)を卒業しており技術や人間性も含めて絶大な信頼をしております。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

日本本社の設計業務を中心にその他多くの日本企業より設計オフショアの拠点として
ご利用いただけるようにサービスと技術力向上に努めております。
また、現地金型ローカルメーカーと提携し、樹脂型を始め、成形品のサンプル出荷まで
お受けいたしております。その後のアフターフォローはもちろんのこと金型調達から
生産設備まで一手にお受けさせていただいております。

各種ご用命は程原製作所、程原までお気軽にお問合せください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

『キズ』対策 組立治具編 ~続~ その2

2013年5月25日

【プラスチック成型品のキズ対策】 2回目

前回の掲載からしばらく時間が経過してしまいましたが…
今回はその第2弾!! 『ウレタン樹脂編』です。
一般的にはこの類の材質を樹脂またはプラスチックと言われていますが、樹脂材と偏に言ってもABS、
ナイロン系、アクリル、プリプロピレン等々、シリコン、エポキシなど多岐に亘ります。
その中でも今回は『ウレタン樹脂の特性と組立治具(受け治具)への応用』をご紹介いたします。

正式名称は『ポリウレタン』と言います。
ポリウレタン(英: polyurethane )とはウレタン結合を有する重合体の総称で、通常イソシアネート基と
水酸基を有する化合物の縮合により生成される。ウレタン(-NH・CO・O-)が介する結合をウレタン結合
と言う。 ウレタン樹脂、ウレタンゴムともいう。プラスチックの分類を表す略号はPU、ゴムの分類を表す
略号はUである。
(ウィキペディアより引用)

金型成形後の樹脂成形品の組立時などに気を付けなければならない『キズ』の対策で有効な手段が
このウレタン樹脂です。樹脂製品は簡単にキズの付きやすい材質なので気の使いようは当事者で
あれば言うまでもありません。例えば、簡単な組立用の受け治具から圧着用の受け治具、加圧の
掛かる受け治具などにこのウレタン樹脂は非常に有効です。
まず最大の利点は、ウレタン樹脂によって成形品にキズが付くことは相当な勢いでぶつけるか局所的に
擦られない限りキズは付きません!!これだけ諸条件が緩和されれば、組立担当の方の気も和らぐと同時
に効率が上がることが考えられないでしょうか??ウレタン樹脂は、成形品の材質や形状、その用途に
応じて硬度を60~100(ショアDコード)までの間で5±3程度まで硬度をコントロールすることが出来ます。
硬度が柔らかくなればなるほど表面の摩擦係数が上がりグリップ力が上がります。
その反面、硬度が柔らかい分、耐摩耗係数が低下するとも言えます。また、硬くすれば摩擦係数は
下がり硬度が硬い分、耐摩耗係数が高まります。

では、実際にどのような形状が出来るのか??について触れてみます。

【受け部を製作する方法】
1.木型を用いての反転注型
2.枠に流し込み後直彫り加工
3.実際の成形品を用いての反転注型
各々を比較していただくために1つずつ説明していきます。

【1.木型を用いての反転注型】
木型を下に置き、模る方を上にした状態で模る方の上(裏)側に樹脂を流し込む穴を複数あけておき、
その穴からウレタン樹脂を流し込みます。この工法の場合、木型を起こす必要があるということと樹脂が
硬化する際に模る方にヒケが発生するためシビアな精度保持が難しいと言えます。
俗に言う注型方法の中では昔からある一番ポピュラーな方法です。
◆メリット
・樹脂の使用量が必要量しか使用しなくて済む。
◆デメリット
・注型前の前工程に時間を要する。
・木型の費用が掛かる。
・硬化時にヒケが発生し精度にバラつきが生じる。

【2.枠に流し込み後直彫り加工】
模る方にアルミやその他の材質で枠を作り、その枠内に上からそのまま樹脂をひたすら必要高さまで
流し込みます。流し込み後は、硬化後に機械にて直彫り加工を行い完了となる。
最後に簡単なヤスリ掛け(仕上げ)作業を行う。
◆メリット
・注型方法が簡単で工数が掛からない。(コストダウン大)
・受け治具の精度を高めることが出来、2個目以降の再現性が容易。
◆デメリット
・樹脂の使用量が木型注型に比べに無駄が出る。
・機械加工のためプログラムが必要となる。

【3.実際の成形品を用いての反転注型】
木型や直彫りは基本的にはデータ通りの物しか作ることが出来ないが、実際の製品を用いる事で
ジャストフィットの受け部を作ることが出来る。どうしても現物の製品に合わせたい場合やデータが
無く製品しかない場合には有効な手段となる。
◆メリット
・限りなく製品サンプルの反転受け部が出来る。
・製品データが無い場合の最終手段の1つ。
◆デメリット
・複雑形状になればなるほど注型作業が難しいため工数が嵩む。
・注型作業の特性上、汎用性が無く再現性が難しい。

= まとめ =
———————————————————————————

各工法ともに製作に関してのメリット、デメリットがあるものの一番コストを抑えられて精度の高い
工法は、直彫り加工と言えます。また、受け部自体は一体の受けで無くとも分割が複数になっていても
各々注型が出来るので幅広い用途で利用することが出来ます。

——————————————————————————–

= ご案内 =
——————————————————————————–

受け治具として様々な用途に応用することが出来ると思いますので、組立時のキズ対策でお困りの
担当者様、生産技術の皆様ご興味の際は、是非一度お気軽にお問合せください。

——————————————————————————–

最後にウレタン樹脂の機械加工の最中を掲載しましたのでご覧ください。

『キズ』対策 組立治具 続編

2013年4月11日

【プラスチック成型品のキズ対策】

前回紹介したシート以外にも種々豊富に取り揃えており、適材適所に対応していますので、その他のシートをご紹介します。

~ロールカバーリングテープ~
>住友3Mから販売されている商品です。
 白色のテープで、幅が50ミリとなっています。ガムテープと同様にメーターで巻かれています。
 メリットは、グリップ力があり、表面が比較的柔らかくキズが付き難いことが特徴です。
 デメリットは、テープ自体に柔軟性がないため張るところや形状に制約が出るなどの事が挙げられま
 すので、簡易的な物への使用は、向いています。

   

~ブルーシート~
>印刷機械用のロールシートです。
 1.05mm×600×1300の一枚ものの青色のシートです。
 裏面の粘着強度は、非常に強いものとなっています。
 シート表面は、非常に滑らかで、さわり心地のよい表面となっておりますが、グリップ力はあまりありま
 せん。メリットは、コストも安価で複雑な細かく小さな形状でなければ、シートを張り付けることができ、
 柔軟性もあり、キズが付き難いことが特徴です。
 デメリットは、シート厚が1mmのため細かい作業向けには不向きです。


 
~セノコーティング~(セノソフト)
>日本カシューから販売されている塗料の一つです。
 製品の表面に直接吹き付ける「塗布」とシート材に吹き付けてシートとして使い分けることができます。
 シート表面は、本当にさわり心地のよい質感となっており、そのさわり心地から高級感すら感じさせられ
 ます。メリットは、完全にと言って良いほど相手の製品にキズ、擦れなどが出ないことが特徴です。
 デメリットは、若干ほかのシートや処理方法と違ってコストが高いことが言えます。
 ただ、値段には変えられないこともあると思います。。。

このように様々なご利用シーンにあった副資材をご準備させていただいております。
組立工程の『キズ』対策でお困りのお客様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。
その他にもお客様のご要望にお応えできる商品、サービスのラインナップを充実させて、
お待ちしております。

  • 営業品目
  • 対応素材
  • 設備紹介